マクロの活用

EdMaxは、誰にでも作成できる簡単&便利な操作記録方式マクロをサポートしています。ここでは、2つの実例を解説しますので、これを参考に、各自の用途に応じたマクロを作ってご活用ください。

なお、マクロは、テキストエディタで、直接作成編集することも可能です。また、操作記録して、操作の保存(テキスト形式で保存)で保存したマクロをテキストエディタで変更、編集することも可能です。EdMaxマクロの仕様については、作者ホームページをご参照ください。

定型句一覧メニューを作ってそれを選択するだけで文書へ挿入する方法

エディタ部編集メニューの挿入/文字列コマンドを選択。

挿入位置はカーソル、文字列には、「こんにちは、xxxです」と入力

操作を記録するはONのまま

OKボタンを押します

操作の保存ダイアログで、保存するファイル名に「こんにちは」と入力して、OKボタンを押す。

この時点で、ショートカットキーを割り付けることもできます。そうすると、メッセージ作成画面で、そのキーを押しただけで、現在のカーソル位置に「こんにちは、xxxです」という文字が入ります。

拡張メニューで一覧表示して使う場合には、この時点で、ショートカットキーに割付する必要はありません。

上記と同様にして、「こんばんは、xxxです」を「こんばんは」という名前を付けてマクロ作成、保存しておきます。これで、「こんにちは」、「こんばんは」という2個のマクロが出来たことになります。

次に、設定メニューのカスタマイズ:拡張メニューダイアログを開きます。

番号は拡張メニュー1のまま、タイトルには、「定型句」と入力し、種別から「操作」を選択します。そうすると、今作成した、「こんにちは」、「こんばんは」という2個のマクロが、ボックスに表示されます。そこで、各々を選択して追加ボタンを押して、ポップアップメニューボックスへ追加します。

両方とも追加されたことを確認して、OKボタンを押します。

次に、再度、設定メニューのカスタマイズ:キーボードダイアログを開きます。

種別は拡張コマンドを選択し、コマンド欄から、「拡張メニュー1」を選択し、ショートカットキー欄で、Ctrl ONし、キーは、例えば、「B」を選択し、追加ボタンを押します。

その後、OKボタンを押します。

以上で、「定型句」メニューの完成です。メッセージ作成画面で、Ctrl+B を押してみてください。そうすると、カーソル位置に、ポップアップメニューが表示され、そこに、「こんにちは」と「こんばんは」が入っているはずです。そこで、例えば、「こんにちは」を選択すると、現在のカーソル位置に、「こんにちは、xxxです」とう文字が入ります。

補足

文字列中には、各種の特殊記号を使えます。特殊記号は実際に挿入される際に、対応する文字列(例えば、現在の日付、時刻)等に置き換わって挿入されます。

好みの巡回受信ルートを作成する方法

EdMaxでは、巡回して受信コマンドもサポートされていますが、マクロを使うと、さらに柔軟な巡回ルートが設定できます。本例では、Aアカントからダイヤルアップ接続しそこでは受信せずに、Bアカウント、Cアカウントからこの順で受信して、その後切断するマクロを作成してみます。

準備

カスタマイズ:各種バーの拡張メニューバーを表示メーラー部でも表示を共にONして、拡張メニューバーをメーラー部にも表示するようにします。

カスタマイズ:拡張メニューで、種別として「メーラー部コマンド」を選択した時に出てくる、ダイヤルアップ接続このアカウントから受信コマンドを、拡張メニュー2に割り付けます(タイトルには、例えば、「拡張」と入力しておきます)。

これで、メーラー部に拡張メニューバーが表示され、その左から2個目の「拡張」ボタンを押すと、ダイヤルアップ接続このアカウントから受信コマンドが表示されます。

次に、ファルダ画面でAカウントアイコンをマウスでダブルクリックして、Aアカウントをアクティブにしておきます。

以上で、準備は完了です。

記録

上で準備したコマンドを使って記録します。

操作の記録開始 - ダイヤルアップ接続 - このアカウントから受信でBアカウントを選択-このアカウントから受信でCアカウント選択 - ツールバー中の切断ボタン押下 - 操作の記録終了

次に、操作の保存で、マクロとして保存します。例えば、保存するファイル名(マクロ名)として、「A巡回受信」としておきます。

割り付け

「A巡回受信」マクロは、操作の保存時に、ショートカットキーを割り付ければ、既に、そのキーを押しただけで、実行できます。

また、カスタマイズ:拡張メニューで、拡張メニューに登録すれば、拡張メニューや拡張メニューバーに表示させて使うこともできます。なお、拡張メニューへの登録時、例えば、「拡張メニュー3」に、「A巡回受信」マクロだけを割り付け場合、拡張メニューバーの対応するボタンを押せば、ポップアップメニュー表示することなく、直ちに、「A巡回受信」マクロが実行されます。

補足

メールの送信等とも合わせてマクロ化することも出来ます。