2001/12/09 更新
mmxファイルの仕様
- mmxファイルは、EdMaxメールマガジンマネージャの定義ファイルです。「まぐまぐ」等のメールマガジン発行システムに対応するものです(「まぐまぐ」の場合は、mmxファイルがなくとも標準サポートされています)。メールマガジンマネージャの機能等については、edmax.hlp等を参照してください。
- 拡張子は、 .mmx です。
- 単純なテキストファイルです。.ini ファイル形式の構造をしています。
- EdMaxをインストールしたフォルダ下のTemplateフォルダ内に置きます。
- mmxファイルを作成するには、HTMLタグに関する知識が必要です。また、.iniファイル形式の構造は既知として説明しています。
- EdMaxメールマガジンマネージャダイアログの「複数種別を許可」がOFFの場合にはONにしておくことが必要です。
- EdMax起動時に認識されます。
- EdMax(シェアウェア版)Ver2.92.1以降が対象です。
[Info]
共通情報ブロックです。
SystemName=
メールマガジン発行システムの名称です。(例:「まぐまぐ」)
FileNamePrefix=
メールマガジン一覧や購読一覧の標準ファイル名の先頭に付加するprefix文字列です(例:「mag2_」)。ファイル名として使える文字で半角10文字以内で指定します。「まぐまぐ」の場合、従来との互換上、指定なしも可です。「まぐまぐ」以外のシステムの場合、他と重複しない固有の文字列を指定します。なお、SystemNameが「まぐまぐ」でかつ、FileNamePrefixが、emptyの場合、内蔵されている「まぐまぐ」処理を代替します(mmxの定義に従って動作します)。
MagIdFieldName=
振り分け用ヘッダフィールド名を指定します(例:「X-Mag2Id:」)。
TopUrl=
先頭ページのURLを指定します(例:「http://www.mag2.com/」)。
RegUrl=
購読登録用URLを指定します。
DelUrl=
購読解除用URLを指定します。
ListUrl=
購読済みメールマガジン一覧取り寄せ用URLを指定します。
DatUrl=
全メールマガジンデータULRを指定します。本項目は、標準の「まぐまぐ」以外では無効です。
CodeType=
TopUrlのページのコードを指定します。0:SJIS, 1:JIS, 2:EUC
EnterType=
TopUrlのページの改行コードを指定します。0:CRLF, 1:CR, 2:LF, 3:自動判定。3:自動判定を指定すると、EdMaxが改行種別を自動判定します。
[Category]
TopUrlからカテゴリー一覧を取得するための情報ブロックです。
ClistStartStr=
ClistEndStr=
カテゴリー一覧開始、終了文字列です。
CatUrlForm=
カテゴリーURLの形式を指定します。「.」は任意の1文字を意味します。正規表現(edmax.hlpに記述のもの)の使用が可能です。例: <a href="j/08/04/0001.htm">アニメ</a> ---> 「j/../../.....htm」。
大見出し(ジャンル名)は取得できません。ClistStartStr, ClistEndStrで囲まれている部分の各行で、「<a href="」があって、CatUrlFormに該当するものが、カテゴリーと認識されます。
「まぐまぐ」の場合は、「CatUrlForm=mag2」と指定しておくと、大見出し(ジャンル名)も取得できます。
[List]
カテゴリーに対応したメールマガジン一覧を取得するための情報ブロックです。
CatStartStr=
CatEndStr=
カテゴリー名称開始、終了文字列です。
AtrStartStr=
ArtEndStr=
各メールマガジン開始、終了文字列です。
TitleStartStr=
TitleEndStr=
メールマガジン名称開始、終了文字列です。
DetailUrlStartStr=
DetailUrlEndStr=
メールマガジン詳細情報URL開始、終了文字列です。
AuthorUrlStartStr=
AuthorUrlEndStr=
メールマガジン発行者URL開始、終了文字列です。
CycleStartStr=
CycleEndStr=
メールマガジン発行周期開始、終了文字列です。
LastDateStartStr=
LastDateEndStr=
メールマガジン最新号発行日付開始、終了文字列です。
MagIdStartStr=
MagIdEndStr=
メールマガジンID開始、終了文字列です。
FeeStartStr=
FeeEndStr=
これで囲まれている文字がある場合は、有料マガジンです。
ChangeFeeToThis=
ここに文字列を指定した場合、メールマガジンマネージャダイアログの一覧リストのカラム名「有料」が、ここで指定の名称で表示されます。その欄の内容は、FeeStartStr, FeeEndStrで切り出した文字列が表示されます。例えば、読者数等を表示したい場合に使います。
HtmlStartStr=
HtmlEndStr=
これで囲まれている文字がある場合は、HTML形式マガジンです。
ChangeHtmlToThis=
ここに文字列を指定した場合、メールマガジンマネージャダイアログの一覧リストのカラム名「HTML」が、ここで指定の名称で表示されます。その欄の内容は、HtmlStartStr, HtmlEndStrで切り出した文字列が表示されます。
ContentStartStr=
ContentEndStr=
メールマガジン内容説明開始、終了文字列です。
NextUrlStartStr=
NextUrlEndStr=
次の一覧ページのURL開始、終了文字列です。
[AddFromNew]
新着メールマガジン情報メールから一覧表示、追加するための情報ブロックです。
NewBlockStartStr=
NewBlockEndStr=
新着メールマガジン情報ブロックの開始、終了文字列です。NewBlockStartStrがempty時は、本機能は未サポートを意味します。
NewStartStr=
NewEndStr=
新着メールマガジン情報ブロック内の新着マガジン開始、終了文字列です。
NewNameStartStr=
NewNameEndStr=
新着メールマガジン名の開始、終了文字列です。
NewIdStartStr=
NewIdEndStr=
新着メールマガジンIDの開始、終了文字列です。
NewCycleStartStr=
NewCycleEndStr=
新着メールマガジンの発行周期開始、終了文字列です。
NewHtmlStartStr=
NewHtmlEndStr=
これで囲まれている文字がある場合は、HTML形式メールマガジンです。
NewContentStartStr=
NewContentEndStr=
新着メールマガジンの内容説明開始、終了文字列です。
[AddFromReg]
購読済みメールマガジン情報メールから一覧表示、追加するための情報ブロックです。
RegBlockStartStr=
RegBlockEndStr=
購読済みメールマガジン情報ブロックの開始、終了文字列です。RegBlockStartStrがempty時は、本機能は未サポートを意味します。
RegSeparatorStr=
RegNamePos=
RegIdPos=
購読済みメールマガジン情報が1行単位の形式の場合、行内での区切り文字列をRegSeparatorStrで指定します。メールマガジン名の位置をRegNamePosで、メールマガジンIDの位置をRegIdPosで指定します(最初の情報は0、最初の区切り文字の次の情報は1、...と数えます)。
RegStartStr=
RegEndStr=
RegNameStartStr=
RegNameEndStr=
RegIdStartStr=
RegIdEndStr=
購読済みメールマガジン情報が複数行単位の形式の場合、こちらの情報を指定します。その場合、RegSeparatorStrは、empty、または指定しないようにします。RegStartStrとRegEndStrで、各購読済みメールマガジン情報の開始、終了文字列を、RegNameStartStrとRegNameEndStrでメールマガジン名の開始、終了文字列を、RegIdStartStrとRegIdEndStrでメールマガジンIDの開始、終了文字列を指定します。
補足
- 存在しない項目は、空にしておきます(「=」の後に何も指定しない)。
- 指定文字列中に改行を含めたい場合には、\n を指定します(この2文字が改行を意味します)。半角空白を含めたい場合には、\s を指定します(この2文字が半角空白を意味します)。
- 文字列の切り出しには、必要に応じて、xxxNotStartStr 形式での指定もできます。例えば、CycleNotStartStrは、発行周期の開始文字列として、CycleStartStrであり、かつCycleNotStartStrではないものを切り出したい場合に使います。なお、xxxNotStartStrの前半、または後半の文字列は、xxxStartStrと同じでなければなりません。
- xxxNotStartStrに<<#&!>>を指定すると、特殊な意味(終了文字列を次の項目の開始文字列と兼用して指定できます)があります。
- 文字列の切り出しには、or 指定も可能です。...StartStr, ...NotStartStr, ...EndStr に、or 条件が使えます。
{xxx} or {yyy} or { } or .... --- MAX 5個まで。
また、...NotStartStr では、次のような指定も可能です。
xxx\*yyy
「\*」は、0 〜 256 個(半角換算)の任意の文字列。なお、前半の文字列は、...StartStr と一致している必要があります(例えば、...StartStr が、2文字だとすると、「xx」)。
- 公開済みの mmxファイルを参考にしてください。