フォルダプロパティ:メッセージ

新規・返信・転送メッセージ

フォルダ毎にプロパティ(属性情報)を設定できます。特定のフォルダにプロパティを設定しておくと大変便利です。例えば、そのフォルダを選択している状態で、新規メッセージコマンドを選択すると、プロパティとして定義済みの宛先や件名等が設定された状態で新規メッセージ画面が開かれます。画面を開いてから設定する必要がありませんし、宛先間違い等も少なくなります。新規、返信、転送を個別に設定できます。

空欄の項目には、現在のアカウント用として、アカウント設定で設定済みの情報が適用されます。ただし、次のようにすると、アカウント設定での設定情報を無視して、署名、引用符を付けないようにすることができます。

署名 : $empty というタイトルの署名を作成して、それを選択した場合、署名は付加されません(新規、返信、転送)。

引用符 : $empty を指定した場合、引用符は付加されません(新規、返信、転送)。

返信時に、参照元メールの差出人アドレス等をマージしたくない場合には、宛先、やCcの先頭に $cut を入れておきます。

(例) 宛先 : $cut, taro@xxx.yyy.ne.jp



From:を設定すると、ここで設定したメールアドレスが、メッセージヘッダのFrom:になります。空欄の場合には、そのアカウントのメールアドレスが、メッセージヘッダのFrom:になります。また、設定は、日本太郎 <taro@xxx.ne.jp> のような形式でメールアドレスを指定します(名前は省略しても構いませんが、実メールアドレス(例:taro@xxx.ne.jp)は、必ず設定する必要があります)。相手が返信する場合、ここで設定したFrom:宛てに返信される可能性がありますので、使う場合には、正確に設定してください。

下位のフォルダへも適用が、ONの場合、設定情報が下位フォルダへも適用されます。

[補足]

返信での引用符の前後を「"」で囲む場合には、「""」と2重に指定するようにしてください(途中のものは2重にする必要はありません)。例 : 「"%n"> 」 → 「"" %n"> 」

カスタムフォント

フォルダ毎に、専用のフォントを使いたい場合には、カスタムフォントを使用をONにして、フォントボタンで、好みのフォントを設定します。新規メッセージ、返信等にも適用をONにすると、そのフォルダを選択して、新規メッセージ、返信、転送画面を開くと、その画面でも、そのフォルダに指定のカスタムフォントが使われます。

カスタマイズ:フォントで、ビュー/エディタ画面のフォントを変更した場合には、現在開いているすべてのエディタ画面、メールビュー画面のフォントが変更されます。カスタムフォントを設定している場合、一度別のフォルダに切り替えてから再度、当該フォルダを選択すると、カスタムフォントが有効になります。

アイコン

標準で提供されるフォルダアイコン、アカウントアイコン以外に、自分で作成したアイコン(カスタムアイコン)を使うことができます。

カスタムアイコンを使用する場合には、カスタムアイコンを使用をONにします。使用しない場合には、OFFにします。この変更は、EdMaxを再起動後有効になります。カスタムアイコンには、フォルダカスタムアイコンとアカウントカスタムアイコンがあります。

テンプレート画面(エディタ部左側の常用アドレス等)のアイコンのカスタマイズについては、常用アイテムプロパティを参照してください。

フォルダカスタムアイコンで、フォルダ用のアイコンを選択します。現在、選択されているフォルダに適用されます。空欄は、標準フォルダアイコンを使用することを意味します。

アカウントカスタムアイコンで、アカウント用のアイコンを選択します。現在、選択されているアカウントに適用されます。空欄は、標準アカウントアイコンを使用することを意味します。

[注意]

実際に、カスタムアイコンを使用するには、カスタムアイコンの設定方法に従って、所定のファイルが所定の位置に存在することが必要です。

カスタムアイコンの設定方法

カスタムアイコンファイルは、 .bmp(ビットマップ)ファイルです。イメージサイズ 16x16、 色は256色、または 16色 です(24ビットカラーは不可)。Windows付属のペイントツール等を使って作成してください。

フォルダカスタムアイコンファイルは、10種類定義可能です。1種類に付き、8パターン必要です。内訳は次の通りです。

通常、自分のフォルダに未読あり、下位階層に未読あり、自分+下位階層に未読あり の4パターン、及びそのフォルダが選択されている場合についての同様の4パターン

フォルダカスタムアイコンファイル名は、次のように固定です。「X」は、1 から 10 です。これらのファイル(すべて作ると、80個)を EdMax をインストールしたフォルダ下の Template フォルダに置きます。

ciconX_none.bmp 通常

ciconX_cur.bmp 自分のフォルダに未読あり

ciconX_und.bmp 下位階層に未読あり

ciconX_both.bmp 自分+下位階層に未読あり

ciconX_s_none.bmp 選択:通常

ciconX_s_cur.bmp 選択:自分のフォルダに未読あり

ciconX_s_und.bmp 選択:下位階層に未読あり

ciconX_s_both.bmp 選択:自分+下位階層に未読あり

フォルダカスタムアイコンの選択に連動して、アイコンイメージが表示されますが、表示の順番は、上記8パターンの順です(左端が「通常」、右端が「選択:自分+下位階層に未読あり」)。

自分、下位階層未読等を区別しなくても良いならば、 ciconX_cur.bmp、ciconX_und.bmp、ciconX_both.bmp等は、同じデータで構いません。ただし、その場合でもファイル自体は、それぞれ用意する必要があります。

アカウントカスタムアイコンファイルは、10種類定義可能です。こちらは、1種類に付き1パターンのみです。ファイル名は、次の通りです。

aiconX.bmp (「X」は、1 から 10 です)

同様に、EdMax をインストールしたフォルダ下の Template フォルダに置きます。

[注意]

カスタムアイコンファイルを作成して、Template フォルダに置いたら、EdMaxを再起動してください。再起動しないと有効になりません。

カスタムアイコン使用時は、使用しない場合に比較して、EdMax起動時、若干時間がかかります。

カスタムアイコンファイルは、全て定義しなくても構いません。必要な分だけ定義して使用できます。ただし、途中に抜けがあってはいけません。X=1(フォルダカスタムアイコンファイルの場合は、さらに、パターン順)から順番に定義します。抜けがあった場合には、そこから先のカスタムアイコンファイルは読み込まれません。途中のファイルの読み込みでエラーが発生した場合も同様です。ファイルが読み込まれない場合には、標準アイコンが適用されます。

フォルダカスタムアイコンの場合、メーラー設定:フォルダの、未読アイコンを使用がOFFの場合(標準はOFFです)、未読ありアイコンは表示されません(表示されるのは、「通常」と「選択:通常」のアイコンのみです)。なお、未読アイコンを使用がOFFであっても、1種類に付き、8パターンのアイコンファイルは必要です。

フォルダカスタムアイコンファイルの結合について

上述のように、フォルダカスタムアイコンは、1個に付き8パターン(8個のファイル)が、必要ですが、これを、1個のファイルにまとめることも可能です(1個のファイルにまとめた形式のファイルも認識できます)。

結合するための外部ツール(Makebmg)を、作者ホームページにて提供しています。なお、Makebmgの提供は、予告なく中止される場合もありますので、ご了解ください。

----- 「Makebmg」のreadme.txtより

「Makebmg」は、EdMaxのフォルダカスタムアイコンファイル8パターンを、1個のファイルにまとめるツールです。

ciconX_none.bmp 通常

ciconX_cur.bmp 自分のフォルダに未読あり

ciconX_und.bmp 下位階層に未読あり

ciconX_both.bmp 自分+下位階層に未読あり

ciconX_s_none.bmp 選択:通常

ciconX_s_cur.bmp 選択:自分のフォルダに未読あり

ciconX_s_und.bmp 選択:下位階層に未読あり

ciconX_s_both.bmp 選択:自分+下位階層に未読あり

が入っているフォルダを指定して、「実行」ボタンを押すと、

gciconX.bmg

という名前の1個のファイルにまとめられます(X=1~10)。

gciconX.bmg を、EdMax下のTemplateフォルダ内に置くことにより、EdMaxが認識します(ciconX_none.bmp,... より、gciconX.bmg を優先して読み込みます)。

gciconX.bmgでまとめておくと、8パターンを扱うより、扱いが楽です。また、EdMaxの起動も、少々効率的になります。

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補足 : gciconX.bmg へ、16色と256色の.bmpを混在させた場合には、認識されませんのでご注意ください。