挿入:文字列

指定の位置に指定の文字列を挿入します。文字列中に特殊文字があった場合、対応する情報に置き換えて挿入されます。本機能を操作の記録機能により記録しておくと、たいへん便利です。例えば、好みの形式の日付や時刻等を挿入したり、選択範囲の行頭に好みの文字を挿入するといったことが、自分が割り付けたキーを押すだけで可能となります。操作の記録機能については、操作の記録開始/終了操作の再生操作の保存操作の呼び出しを参照してください。

挿入位置

文字列を挿入する位置を指定します。行頭、または行末を指定した場合、文書画面上で範囲選択がされていると、そのすべての行が対象となります。

クリップボードテキストの行頭を選択した場合、現在クリップボード中に存在するテキストの行頭に文字列が挿入されます。コピーと合わせて操作記録すれば、引用符付きコピーなとどいうマクロも簡単に作成できます。特殊文字を使うことによって、(「差出人の名前 > 」)のような引用符付きコピーも可能です。

特殊文字

文字列中に以下の文字があった場合、対応するものに置き換えて挿入されます(単独の「$」は無視されます)。リストボックス中の文字を選択すると、対応する文字が文字列中にコピーされます。

なお、操作対象の画面がメーラー部のメールビュー画面の場合は、下記以外に返信ヘッダで定義の特殊記号( %n 等)も使えます(ただし、%h, %b, %B は除きます)。

$a : 曜日の省略名

$A : 曜日の正式名

$b : 月の省略名

$B : 月の正式名

$d : 1か月の中の日(01~31)

$D : 日付と時間

$e : 曜日の日本語名

$G : 現在の日本の元号年(1989年が 01、1989年より前は4桁の西暦年になります)

$H : 24時間フォーマットの時間(00~23)

$I : 12時間フォーマットの時間(01~12)

$i : 12時間フォーマットの時間(00~11)

$j : 1年の中の日(001~366)

$m : 月(01~12)

$M : 分(00~59)

$p : AM/PM

$P : 午前/午後

$S : 秒(00~59)

$U : 週の通し番号。1月第1週を0,日曜日を週の最初(00~53)

$w : 曜日(0~6;日曜日を0とする)

$W : 週の通し番号。1月第1週を0,月曜日を週の最初(00~53)

$x : 日付

$X : 時間

$y : 西暦の下2桁(00~99)

$Y : 4桁の西暦

$z : タイムゾーンの名前またはその省略名

$f : 現在編集中文書のファイルフルパス名(区切り文字は「\」、c:\xxx\...)

$g : 現在編集中文書のファイルフルパス名(区切り文字は「/」、c:/xxx/...)

$n : 現在編集中文書のファイル名

$t : 現在編集中文書のタイトル名(ファイル名から .拡張子を除いたもの)

$l : 現在のカーソル位置の行番号

$c : 現在のカーソル位置のカラム番号

$v : EdMaxの現在のバージョン番号

$$ : ドル記号

$. : 先行する「0」を削除します。「$m」等、数字に変換される特殊記号に続けて指定します。例えば、3月は、「$m」では、「03」になりますが、「$m$.」と指定しておくと、「3」になります。

$L : 先行する半角数字を全角数字に変換します。「$m」等、数字に変換される特殊記号に続けて指定します。例えば、3月は、「$m」では、「03」になりますが、「$m$L」と指定しておくと、「03」(全角)になります。「$m$.$L」と指定しておくと、「3」になります。

$Jyyyymmdd- : yyyymmddから、現在の日付を引き算した日数になります。例えば、「$J20100101-」と指定しておくと、2010年の元旦まで、後何日かの日数を示します。「$J20100101-$L」といった指定も可能です(日数が全角になります)。

$J-yyyymmdd : 現在の日付から、yyyymmddの日付を引き算した日数になります。例えば、「$J-20000101」と指定しておくと、2000年の元旦から、今日で何日経過したかの日数を示します。「$J-20000101$L」といった指定も可能です(日数が全角になります)。

$r[MacroName]

新規メッセージ、返信、転送、定型本文挿入時等、[]内で指定のマクロが自動的に実行されます。例えば、返信ヘッダに $r[xxxx] と入れておくと、差出人へ返信等を実行した場合、マクロ xxx が実行されます。

次の点に注意してください。

編集系のマクロの場合、メッセージを複数選択して、返信、転送した場合、最後に開いたメッセージ作成画面に、全マクロが適用されます。

編集系のマクロの場合は、まず、SetFocusToEditor( ) ; コマンドで、フォーカスを、明示的にメッセージ作成画面に移してからやるのが確実です(常用画面で定型本文等をクリックしてのマクロ実行等で効果があります)。

文字列

挿入する文字列を設定します。

操作を記録する

ON : 操作を記録します。

OFF : 操作を記録しません。

ONにしておくと、文字列挿入後、操作の保存が起動されます。そこで、今行なった操作をマクロとして保存しておくとたいへん便利です。好みのショートカットキーを押すだけで、その文字列が挿入できます。つまり、定型句、定型文、定型プログラムソース、引用符号等をワンタッチ挿入できるという訳です。マクロはツールボタンや、拡張メニューにも登録できます。